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画像を SVG に変換する無料ツール 7 選|どれが本当に無料?

画像を SVG に変換できる無料ツール 7 つを比較。無料で SVG を保存できるか、登録・透かし・商用利用の条件まで調べました。AI Vector、Inkscape、SVGcode ほか。

Oct 2, 2026AI VectorAI Vector
ピクセルのギザギザが見える星を 3 つの変換ツールでトレースし、粗い輪郭から編集できるノード付きのなめらかなベクターになるまでを並べたイラスト

画像を SVG に変換して、料金を払わずにトレース済みの SVG をダウンロードできるのは AI Vector、Inkscape、SVGcode、Adobe Express の 4 つです。Vectorizer.AI と Vector Magic はアップロードとプレビューまでは無料ですが、結果のダウンロードにはサブスクリプションが必要です。Recraft には無料プランがあるものの、無料プランの画像は公開され、権利は Recraft に帰属し、商用利用のライセンスもありません。

変換ツール選びでいちばん厄介なのは「無料」の中身です。変換までは無料で、ダウンロードの段階で課金されるツールは少なくありません。無料で手に入る SVG の中には、元のピクセル画像を SVG に埋め込んだだけのものもあります。選ぶなら、無料の結果をそのままダウンロードして編集でき、実際に使えるツールです。この記事では、7 つのツールをこの観点で比べます。

※ AI Vector は当サイトが運営するツールです。ほかのツールの情報は、各社の製品ページと料金ページを 2026 年 10 月に確認したものです。料金やプランは変わることがあるため、購入前にご確認ください。

無料で使える 7 つのツールの早見表

ツール

SVG の無料ダウンロード

アカウント処理する場所向いている用途
AI Vector可能(透かしなし)不要

ブラウザでトレース、暗号化バックアップを保存

ロゴ、アイコン、カラーのフラットなイラスト
Inkscape可能不要デスクトップアプリトレースと本格的な手作業の編集
SVGcode可能不要ブラウザ内白黒やポスター調の手早いトレース
Adobe Express可能アップロード時に要確認Adobe のサーバーシンプルな JPG・PNG のグラフィック
Vectorizer.AIプレビューのみダウンロードに必要同社のサーバー精度重視の有料トレース、複数形式で書き出せる
Vector Magicプレビューのみダウンロードに必要

同社のサーバー、または有料のデスクトップ版

オフラインでも使える有料トレース
Recraft可能(無料プランの制限あり)必要同社のサーバー

説明文(プロンプト)から新しいベクターアートを生成

「無料」と言えるかを見分ける 4 つのポイント

SVG をお金を払わずにダウンロードできるか。 無料のプレビューは品質を見るのに役立ちますが、無料で変換できるという意味ではありません。設定をあれこれ調整する前に、ダウンロードの段階を確かめてください。

中身がパスになっているか。 SVG ファイルにはビットマップ画像を埋め込めます。W3C の SVG 仕様でも、image 要素として説明されています。ダウンロードしたファイルをベクター編集ソフトで開き、図形をひとつずつ選んで塗りの色を変えられるか試してください。選べるのが四角形ひとつだけで、拡大するとピクセルが見えるなら、トレースではなく SVG に埋め込んだだけです。

画像がどこに送られるか。 サーバー型のツールは、変換の前にファイルをアップロードします。ブラウザ型のツールは端末上でトレースしますが、何も保存されないとは限りません。たとえば AI Vector は、ブラウザでトレースしつつ、扱った画像と結果の暗号化バックアップも保存します。SVGcode と Inkscape は、ファイルを自分のパソコン上で処理します。公開前のロゴ、クライアントワーク、秘密保持契約(NDA)の対象になる素材は、ツールのプライバシーポリシーを読むか、オフラインのツールを使ってください。

結果を商用利用できるか。 自分の画像をトレースしても、ふつうは権利の持ち主は変わりません。ただ、生成系のツールは独自の利用規約を定めています。新しいアートワークを作ってくれるツールは、ライセンスを確認してください。

7 つのツールの特徴

AI Vector

AI Vector の画像のベクター化は、10 MB までの PNG、JPG、WebP をブラウザでトレースし、アカウント登録なし、透かしなしで SVG をダウンロードできます。得意なのはカラーの作品です。最大色数の設定、配色の編集や統合、ブランドカラーの固定、細部と滑らかさの調整、外側につながった白い背景の除去ができます。SVG の出力用途は、続けて編集するためのデザイン、コードを軽くしたWeb、Cricut などのカッティングソフト向けに塗りの輪郭を出すカッティングの 3 種類。SVG コードをそのままコピーすることもできます。

トレースはブラウザ内で行われます。あわせて、追加した画像と作成した SVG の暗号化バックアップがサービス側に保存されます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

ほかのトレースツールと同じく、結果は近似です。ぼやけた元画像はぼやけたままで、トレースした文字は編集できるテキストではなく図形になります。写真は図形が多くなり、ファイルも大きくなります。まだ画像がないなら、テキストからベクター生成で説明文からアートワークを作り、そのまま SVG にトレースできます。こちらはログインが必要で、現在は無料ですが、アカウントごとに 1 日の生成回数に上限があります。

Inkscape

Inkscape は Windows、macOS、Linux で使える無料のオープンソースのベクター編集ソフトです。PNG を SVG に変換できるフリーソフトを探しているなら、まず候補に挙がります。Inkscape で PNG を SVG に変換するには、「パス」メニューの「ビットマップのトレース」を使います。単色、複数色、ピクセルアートのトレースに対応し、そのまま同じアプリでノードをひとつずつ編集できます。トレース後に手作業で整えるなら、無料の選択肢の中でいちばん頼りになります。その代わり、インストールが必要で、1 ページで完結する Web ツールより覚えることが多くなります。

SVGcode

SVGcode は、ブラウザで動く無料のオープンソース Web アプリです。WebAssembly にコンパイルした Potrace でトレースし、SVGO で出力を最適化します。画像の処理はブラウザ内で完結します。白黒のトレースが得意で、画像をポスター調の色レイヤーに分けることもできます。ただ、色の指定は配色ベースのトレースツールほど細かくないので、多色のロゴは後から手直しが必要になることがあります。

Adobe Express

Adobe Express の PNG から SVG への変換ツールは無料で、クレジットカードの登録も要らず、40 MB までの JPG と PNG を読み込めます。シンプルなグラフィックなら手早く変換できます。一方で、トレースの細かい調整はほとんどできず、処理は Adobe のサーバーで行われます。結果を編集ソフトで開き、必要なパスが入っているか確かめてください。

Vectorizer.AI

Vectorizer.AI は、何枚でも無料でアップロード、ベクター化、プレビューができ、品質を確かめるためのインタラクティブなプレビューもあります。本番用の結果をダウンロードするには、Web アプリの月額サブスクリプションが必要です。SVG、PDF、EPS、DXF、PNG で書き出せるので、印刷やカッティングの作業にも使えます。コストよりトレースの精度を優先したいときの選択肢です。

Vector Magic

Vector Magic も仕組みは似ていて、アップロードとプレビューは無料、ダウンロードには Online Edition のサブスクリプションが必要です。オフラインで使える Desktop Edition も、買い切りのライセンスで販売されています。ベクター化の頻度が高く、サブスクリプションだけの Web アプリよりデスクトップアプリを使いたい人に向いています。

Recraft

Recraft は、ベクターアートも出力できる AI 画像生成ツールで、アップロードした画像のベクター化にも使えます。料金ページには、無料プランで生成した画像は Recraft に帰属し、公開のコミュニティギャラリーに表示され、商用利用のライセンスは付かないと書かれています。有料プランでは画像を非公開にでき、商用ライセンスも付きます。手元のロゴを無料で変換するより、説明文から新しいベクターアートを作るためのツールです。

目的別:画像を SVG に変換するツールの選び方

  • ロゴやアイコンを登録なしで無料変換したいなら、AI Vector か SVGcode。色を変えたい多色の作品は AI Vector、手早い白黒トレースは SVGcode が向いています。
  • 画像を端末の外に出したくないなら、SVGcode か Inkscape。
  • カッティングマシン用のカットファイルを作るなら、AI Vector の出力用途カッティング。ノードを手で調整したいなら Inkscape です。
  • トレース後にパスを手で整えるなら、大きな修正は Inkscape。ノード、色、文字のちょっとした修正なら、ブラウザで使える AI Vector のベクターエディタ オンラインで済みます。
  • 費用をかけても精度の高いトレースが欲しいなら、Vectorizer.AI か Vector Magic が候補になります。まずプレビューで確かめてから契約してください。
  • まだ画像がないなら、生成から始める方法があります。Recraft はベクターアートを直接作り、AI Vector のテキストからベクター生成は画像を作ってから SVG にトレースします。

変換ツールを 2 分で試す方法

  1. 実際の作業に近いテスト画像を選びます。フラットなロゴ、アイコン、スキャンしたスケッチなどです。
  2. 変換して SVG をダウンロードします。ダウンロード時に支払いを求められたら、そのことをメモして次のツールへ進みます。
  3. Inkscape、Figma、Illustrator でファイルを開き、図形をクリックして塗りの色を変えてみます。
  4. 800% まで拡大し、輪郭、文字のすき間、細い線を確認します。
  5. ファイルサイズを見ます。シンプルなロゴに数 MB は要りません。極端に大きいファイルは、たいてい色数か細部が多すぎます。

よくある質問

画像を SVG に変換できる無料ツールはどれがよいですか?

アカウントなしで無料ダウンロードしたいなら、AI Vector、SVGcode、Inkscape が実用的です。AI Vector と SVGcode はブラウザで動き、Inkscape は本格的な編集ができるデスクトップアプリです。シンプルな JPG や PNG なら、Adobe Express も無料で使えます。

Vectorizer.AI は無料ですか?

アップロードと結果のプレビューは無料です。本番用の結果をダウンロードするには、有料のサブスクリプションが必要です。

写真も無料で SVG に変換できますか?

できますが、写真は SVG に向かないことがほとんどです。トレースした写真は何千もの色付きの図形になり、ファイルも大きくなります。色数を減らしてポスター風に仕上げるか、写真は JPG や WebP のまま使ってください。

無料の変換ツールで透かしは入りますか?

AI Vector、Inkscape、SVGcode は透かしを入れません。プレビュー型のツールは購入前に結果を見せる仕組みで、ダウンロードできるファイルは有料プランに含まれます。

ロゴをオンラインの変換ツールにアップロードしても大丈夫ですか?

ツールのプライバシーポリシーによります。AI Vector を含め、多くのオンライン変換ツールはアップロードされたもののコピーを保存します。機密のロゴなら、Inkscape や SVGcode のように、自分のパソコンの中だけでファイルを処理するツールを使ってください。

手元の画像から始める

ほとんどの人に必要なのは、デザインソフト一式ではなく、ロゴやアイコンをきれいに編集できる SVG です。ブラウザで画像を SVG に変換し、元画像とベクター結果を並べて見比べ、納得できたらファイルをダウンロードしてください。ロゴを変換する詳しい手順は、PNG を SVG に変換する方法で紹介しています。